副作用が心配… 冬うつ治療でよく処方される薬の種類

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冬うつの治療には、薬を用いることもあります。
日常生活に影響が出るほどのうつ症状や、治りかけに起こる躁鬱症状がひどい場合に薬が処方されます。

ここでは、冬うつの薬物治療で使われる薬についてお話しします。

冬うつとうつ病の薬は同じ

冬うつとうつ病の原因は違いますが、症状はほぼ同じです。
症状については、冬うつは「冬だけに発症」「甘いものや炭水化物が欲しくなる」「眠気がある」という点だけ、うつ病と異なります。

症状がほぼ同じなため、処方される薬も基本的に同じです。

ただ、冬うつの場合は、春先の回復期になると躁鬱状態になることが多いので、精神を安定させるために、リチウムが処方されます。

躁鬱状態にも注意!

やる気が失せて何もできなくなるうつ状態も大変ですが、気分がハイになりすぎる躁鬱状態も大変で、日常生活に支障をきたします。
春先になると、いつもの自分とは思えないほど、明るく楽観的なら躁鬱を疑ってみてもいいかもしれません。

躁鬱の症状は次の通りです。

・気分が良く何でも前向きに捉えてしまう
・感情の起伏が激しく怒りっぽい
・いろんな考えが浮かんで落ち着きがない
・かなり活動的になる
・よくしゃべる
・楽しいことに熱中しすぎてしまう

このような症状は、単純に「明るい性格」として捉えられそうですが、実は深刻な状況です。
楽観的なあまり、お金を使いすぎてしまったり、思い切った投資をして、大事になることもあります。

冬うつで処方される薬

主に、冬うつで処方される薬は、「抗うつ薬(SSRI)」「抗不安薬」「ビタミンB12」「リチウム」の4種類です。

ここで、4種類の薬の特徴をお話しします。

抗うつ薬(SSRI)の特徴

抗うつ薬には種類があり、セロトニンだけではなくノンアドレナリンの働きを安定させるものがあります。

冬うつは、セロトニン不足が原因なので、主にSSRIという抗うつ薬が処方されます。

SSRIは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬といい、セロトニンの吸収と分解を防ぐ抗うつ薬です。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬の再取り込み阻害は、セロトニンが取り込まれてから分解されないようにすることを意味しています。

抗うつ薬は、1週間〜3週間ほどしなければ、効果を実感することはできません。

抗不安薬の特徴

抗不安薬は、不安を取り除くための薬です。

感情や欲求をコントロールする大脳辺縁系に作用して、リラックスさせてくれます。

抗不安薬には、効き目が強いものから弱いもの、効く時間が長いものから短いものがあり、症状に合ったものが処方されます。

ビタミンB12の特徴

ビタミンB12は、慨日リズムが狂ってしまった睡眠障害、つまり、冬うつの睡眠障害に効く栄養素です。

それを薬にしたものをメチコバールと言います。

メチコバールは、光の感受性を高めてくれる働きがあります。

リチウムの特徴

躁鬱の治療薬がリチウムです。

リチウムは、気分安定薬のひとつで炭酸リチウムなどが使われています。

気分安定薬は、躁鬱の気分の高まりを鎮めたり、鬱の気分の下りを持ち上げたりしながら、精神を安定してくれます。

冬うつが回復に向かう春先くらいが、躁鬱とうつを繰り返す不安定な時期です。
その時期に、日常生活に影響があるほどの躁鬱状態が見られた時は、リチウムを処方されることもあります。

抗うつ薬の副作用

抗うつ薬は、副作用があることでよく知られています。
服用した8割もの人が、何かしらの副作用を経験しています。

・便秘
・排尿困難
・かすみ目
・鼻づまり
・動悸
・口の渇き
・倦怠感
・体重増加
・眠気

主に、このような副作用が起こります。
抗うつ効果を感じる前に、服用後すぐに副作用が起こることが多いので、そこから薬を飲めなくなる人も多いです。

しかし、服用を勝手にやめると、うつ症状も悪化するので、医師に相談しなければいけません。

抗不安薬の副作用

抗不安薬もよく副作用が報告されます。
主に次のような副作用です。

・ふらつき、めまい
・頭痛
・倦怠感
・口の渇き
・便秘
・食欲低下

眠気や脱力感もありますが、それは抗不安薬の作用によるもので副作用とは言い難いです。
抗不安薬は、リラックスさせてくれる薬なので、その効果で眠気や脱力感が起こることもあります。

冬うつは光治療が有効

冬うつは、光治療から優先して行なわれます。
光治療をしても効果があまりなければ、薬物治療も行なわれます。

光治療とは、2500〜3000ルクスくらいの人工光を毎朝浴びて、セロトニン分泌を促す治療方法です。
光を浴びる時間は2時間程度です。

しかし、時間的に2時間も光を浴びるのが難しいという人は、5000〜10000ルクス程度の高照度な光による治療もあります。

高照度の光治療なら、時間は30分〜1時間程度で約1週間ほど続けられます。

冬うつ患者の60%ほどに効果があったと言われているため、薬物治療からでらなく、光治療から始められます。

冬うつの薬物治療も確かに効果はありますが、効果があるだけに副作用もあります。
光治療は副作用がないので、副作用を避けるためにも、まずは光治療を受けるというのが、冬うつの治療の流れです。

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代々木上原のかたこり整体院・院長の松田俊輔です。わたし自身も冬うつを持っていて、仕事に影響が出るほどでしたが、バランスよく生活できるようになりました。みなさんのお役に立てるように情報発信しています。
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